実印・銀行印・認印にお勧めの材質と特徴

まず、材質はそのハンコの役割や用途に応じてお選び頂くのが一番良いと思います。

 

1) 実印・銀行印にお勧めの材質

お勧めはチタン、黒水牛、牛角白になります。柘という木の材質は他の材料と比較して耐久性が低く、長年のご愛用に耐えられない恐れがありますので一生ものとして使うにはこれらの用途には適しておりません。

2) 認印にお勧めの材質

実印や銀行印とは異なり、認印は何か公式に登録をする訳ではないので、言い換えれば破損や失くした場合には新しいものに買い替えれば良いので、柘の様な木の材質の物でも良いかと思います。但しやはりある程度しっかりした材質の物をお持ちになりたい場合にはチタン、黒水牛、牛角白をお勧め致します。

3) それぞれの材質の特徴

チタン　

金属の中でも最強と言われる程耐久力の高い素材です。錆びたり燃えたりすることもありませんし、摩耗にも強いです。もちろん縁が欠ける事もありません。またハンコとして重要な捺印性能も非常に優れています。

黒水牛　

高級感溢れる黒色のつやが特徴の素材。洗練された美しさは格式の高さや誠実な印象をあたえ、個人用・法人用を問わず人気の材料です。繊維質で粘りのあり比較的丈夫な素材ですが、落下の衝撃などで縁が欠ける事があります。

牛角白　

透明度の高い飴色が特徴の素材。その気品あふれる美しさで女性の実印・銀行印として人気の素材です。（もちろん男性が使っても問題ありません）黒水牛と同様、繊維質なので比較的丈夫な素材ですが、落下の衝撃などで縁が欠ける事があります。

柘　

天然木材独特の柔らかな印象が特徴の素材。木材の中でも特に密度が高い箇所を扱っており、他の３素材には劣るものの丈夫な材質と言えます。比較的手頃なお値段でお買い求め頂ける点も魅力の一つです。但し、朱肉の染み込みにより印面が劣化したり使用頻度が高いと他の素材に比べて印面が摩耗したりするので一生ものを検討されている場合にはお勧めしておりません。